学術シンポジウム「ゲームオーディオ研究の過去・現在・未来」

日時:2025年3月8日(土) 13:00~
場所:東大駒場Iキャンパス18号館ホール
主催:ゲームオーディオ研究公開シンポジウム実行委員会
後援:教養教育高度化機構社会連携部門、日本音楽学会、日本デジタルゲーム学会
協力:株式会社セガ
主旨・目的:ゲームオーディオ研究の四半世紀を様々な領域の研究者、クリエイターの視点から総体的に振り返り、現在地を確認すると共に、今後の課題と展望を見据えるための議論の場とする。デジタルゲームの誕生と発展が音楽・音響研究(或いはその他隣接諸学)に新たにもたらした視座や問題系を浮かび上がらせ、その意義を明らかにする。
【プログラム】研究発表後にディスカッション/質疑応答あり
- 山上揚平「ゲームオーディオ研究文献データベースの作成報告/キーワード分析による研究動向の概観」
- 吉田寛「ゲーム音楽研究の現状」
- 鈴木和馬「ゲーム音楽と没入の心理学」
- 田中”hally”治久「『ゲーム音楽はどこから来たのか』はどこから来たのか──ゲーム音楽ライターの視点から」
- 尾鼻崇「ゲームオーディオのアーカイブ構築に向けて」
- 岩本翔「音楽を身体化するテクノロジーとしてのインタラクティブミュージック」
関連企画
企画名:トーク&コンサート「デジタルゲームから生まれた新しい音楽文化」
日時・場所:2025年3月8日(土) 17時~ 於東大駒場Iキャンパス18号館ホール
内容:デジタルゲームが音楽文化に与えた歴史的影響を、実際の音を通して体感してもらうことを目指す演奏会企画。前半では、日本におけるポピュラー音楽としての「ゲーム音楽」誕生の大きな契機となった、「ゲームの音楽をライブ演奏する」という文化の黎明期にスポットを当て、当時を知る音楽家の証言と演奏から時代の空気の再現を試みる。後半は、デジタルゲーム・ハードを用いた独自の音楽実践から生まれ、新たな音楽ジャンルとして世界的に認められつつある”Chiptune”の音楽世界に、このフィールドにおける第一人者による解説と演奏によって迫る。
【プログラム】
- 第一部:「ゲーム音楽」ライブの原点を振り返る
出演:Hiro、飯島丈治、東京アクティブNEETs - 第二部:”Chiptune”――ビデオゲームから生まれ、ネットカルチャーが育てた、レトロとモダンの交錯するエレクトロニック・ミュージック
出演:KUNIO、田中”hally”治久、Chip Tanaka (たなかひろかず)
※本シンポジウム及び関連企画は科学研究費助成(基盤(C) 22K00139 「ゲームオーディオ研究のマッピング~主要論点の整理と国内学術言説の位置付け」(研究代表者:山上揚平))を受けたものです。
問合せ先:yamakamiyg.ecc.u-tokyo.ac.jp(東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 社会連携部門 山上揚平)